西アフリカ、東南アジア、中南米を原産地とし、タンパク質 ・ビタミン類・鉄分など豊富な栄養素を持つことで有名な藍藻です。

そんなスピルリナについて、詳しく見ていきましょう。

概要

名称

英語
Spirulina

日本語
スピルリナ

学術名
Spirulina major
Spirulina maxima
Spirulina platensis

スピルリナとはラテン語で「ねじれた」「らせん」を意味します。緑黄色を呈し、全長が0.3~0.5mmの微細藻類です。幅約0.005mm、長さ約0.3mmの単細胞微細藻類です。螺旋状になっています。

種目、品種

藍藻(らんそう)類のネンジュモ目ユレモ属スピルリナ科に属する一群の藍藻です。
藻類の中には紅藻(アサクサノリ)、褐藻(昆布・若布など)、緑藻(クロレラ・アオノリ等)藍藻(水前寺海苔など)があり、スピルリナは水前寺海苔と同じ藍藻類に属します。

原産地

西アフリカ、東南アジア、中南米
赤道の南北緯度20度以内、年間平均気温27℃以上の、高温・多湿な地方で栽培される熱帯植物です。カカオの樹は常緑樹ですが年間を通じて落葉し、半日陰を好みます。直射日光にさらされて、蒸発が強くならないようにする必要があり、カカオの樹の周りにはシェードトリーといわれる覆いとなる樹を植えているのが多く見られます。 生長すると、高さは7~10メートル、幹の太さは10~20センチになります。枝のみではなく幹にも実をつけます。

 歴史

数千年前から人類が食用にしてきた歴史があります。メキシコ・アフリカの塩水湖を中心に周辺の原住民のタンパク源になってい ました。地球上で最初の生物は細菌類と藍藻類で、35億年以前に現われたといわれています。その仲間がスピルリナです。藻類の中には紅藻(アサクサノリ)、褐藻(昆布・若布など)、緑藻(クロレラ・アオノリ等)藍藻(水前寺海苔など)があり、スピルリナは水前寺海苔と同じ藍藻類に属します。現在、世界で約35種類ほど知られており、食料として利用価値が高いものは、大型で増殖力が強く、かつタンパク質の高いものに限定されています。

栄養素

グラフ作成中

スピルリナだけを食べていても生きていけると言われるほど栄養素を豊富に含んでいることから「スーパーフードの王様」と言われています。NASAでは宇宙食として、1967年の国際会議では将来の食糧危機対策に有効として、スピルリナの研究が進められることなったのです。
スピルリナが持つ栄養素で注目したいのはタンパク質 ・ビタミン類・鉄分の3種類です。

 タンパク質

植物には珍しく豊富なタンパク質を有し、含有量は60~70%。100gあたりで比較すると、肉類や大豆といった良質のタンパク質食品よりもはるかに多く、そこに含まれる18種類のアミノ酸の中にはヒトが体内で作り出せない“必須アミノ酸”9種類すべてが入っている点が非常に優れています。必須アミノ酸は基礎代謝をアップし、脂肪の燃焼を促進する効果が期待できるため、ダイエット食としてスピルリナが注目されているのはこのタンパク質にある。

 ビタミン類

スピルリナは植物にも関わらず、動物性の炭水化物“グリコーゲン”を作りだし、脳の機能UP効果が期待できる動物性食品特有の“ビタミンB12”を含む。そしてビタミンC、E、Kやβ-カロテン、食物繊維、核酸も豊富に含み、なんとβ-カロテンはほうれん草の70倍。スピルリナ4g程度で1日に必要な緑黄色野菜の栄養を摂れる計算。

 鉄分

もちろん、植物ですのでクロロフィルも豊富に含まれています。クロロフィルには抗酸化作用があるので、生活習慣病の予防効果も期待できます。

加工について

パウダー

加熱加工し乾燥ののち、粉末にしたものが主流。 臭み・えぐみが出ないよう工夫が施されている。

効能

  1. 生活習慣病の予防効果
  2. 基礎代謝をアップし、脂肪の燃焼
  3. 抗酸化作用
  4. アンチエイジング
  5. 美肌効果
  6. 腸内環境改善
  7. 抗癌作用
  8. アレルギーに対する効果
  9. 抗ウイルス効果

摂取方法

スピルリナは粉末で購入できるので、とても手軽に摂取しやすいスーパーフードです。スピルリナは藻です。敏感な方には、昆布・わかめのような藻の味や独特の臭みを感じるかもしれないです。この臭みを消すには、香辛料・香りが強い料理などがオススメです。

調理例

カレー
麻婆豆腐
ジェノベーゼパスタ
ひじきの和物
海苔の佃煮
ヨーグルトスムージー
クッキー
シフォンケーキ
…etc…

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