スーパーフード(Superfoods)とは

定義

・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
・あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。

一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途を併せ持つ。

基準

・スーパーフードの発祥の地アメリカで、一般的に「スーパーフード」として認知・評価されている食品であること。
・「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。

スーパーフードは、世界共通の明確な定義はありません。ビタミン・ミネラル・タンパク質などの必須栄養素はもちろん、ポリフェノールなどの機能性成分を豊富に含む、主に植物由来の食品がスーパーフードと呼ばれています。日本に限り日本スーパーフード協会が設立され、上記のように定義しています。

ざっくりいうと、

 

スーパーフードとは、栄養バランスがよく、栄養価が高い食べ物

 

を、さします。

ハリウッド女優やセレブたちが口にするような中々手が届かない食べ物を想像する方も多いと思いますが、実はバナナやチョコレートなども隠れたスーパーフードとして取り上げているメディアも多く、最近では、カジュアルにコンビニエンスストアなどでもスーパーフードのドライフルーツやドリンクを目にするようになりました。

何故そこまでスーパーフードが注目されるのか

それは下記の効果が得られると期待されていることにあります。

  • 集中力高UP
  • 美肌効果
  • 体力UP
  • ダイエット効果
  • 便秘解消

しっかりと効果を得るには簡単に何がどんな作用を持つのかしっかりとポイントを抑えて、より効果的な摂取方法で取り入れなくてはもったいない結果が待っています。

 

スーパーフードをこれから生活に取り入れようとしているみなさんへ、楽しく、簡単に摂取していただけるようにこれからご紹介していく予定です。

めんどくさいことは嫌い!ひとまずスーパーフード何を食べたら良いのかが知りたい!という方はこの後のお話は読まず次コンテンツへ向かってください。

 

ここからは、せっかくなのでスーパーフードの誕生ストーリーをご紹介します。     

誕生ストーリー

1980年代頃、アメリカやカナダで食事療法を研究する医師や専門家たちが、有効成分を突出して多く含む食品に対して「スーパーフード」という言葉を使い始めました。

 

アメリカでは2000年頃からロー・リビングフード(※)といった低温調理法がブームになるのですが、この調理法がスーパーフードの含有成分を活かすために最適であったことから、ロー・リビングフード実践者たちの間でスーパーフードが人気となります。

 

スーパーフードが一般に広まったのは、アメリカの医師スティーブン・プラットの著書『スーパーフード処方箋〜あなたの人生を変える14の食品』(2004年)が大きく影響を与えているとみられています。もう一冊、アメリカでスーパーフードのバイブルといえるのが先に挙げたロー・リビングフードのカリスマ、デイヴィッド・ウォルフの『スーパーフード』(2009年)です。一般的な野菜というよりもスピルリナやカカオ、ココナッツ、クコの実などいわゆる「健康食品」といえるものを取り上げています。単に栄養面ですぐれているというだけでなく、ある特定の有効成分の含有量が飛び抜けて高いものや、ごく少量で栄養・健康成分を効率的にとれるものこそ「スーパーフード」という見解が記載されています。

 

このようにスーパーフードとは、はっきりと特定の食品を定義したものではなく「一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む、おもに植物由来の食品」という大前提のもと、提唱者によって異なる食品があげられています。

 

1980年代、アメリカやカナダで食事療法の研究家や医師が、栄養価が特に高く、健康によい自然な食べものを「スーパーフード」と呼ぶようになったのが始まりです。その後、アメリカの自然食を好む人々へと広がり、2000年頃には健康と美容に敏感なハリウッドスターやセレブたちが注目するようになります。

魅力 / ポリシー

『スーパーフード処方箋〜あなたの人生を変える14の食品』(2004年)

スーパーフードを「健康によい栄養分を豊富に含みながら、多くは低カロリーである食品」と定義し、抗酸化作用が高いもの、老化や生活習慣病の予防によいもの、がんのリスクを遠ざけるものなどを紹介しています。取り上げている食品は身近な野菜や果物も多く、りんごの皮や人参の葉も丸ごと食べるといったマクロビオティックの一物全体(ホールフーズ)に近い面もあったり、食品に含まれる複数の栄養・健康成分が体によい「薬」となるという、中国の薬膳や漢方にも通じるところがあります。

分類

  • スーパーフード
  • プライマリースーパーフード10 ※
  • 雑穀スーパーフード

※プライマリースーパーフード10:スーパーフードの発祥の地であるアメリカ・カナダで、スーパーフードを代表するものとして認知されているもので、日本スーパーフード協会がとくに重要と考えて、優先的に国内で推奨するスーパーフード。

ジャパニーズスーパーフードの定義

・日本の食文化において、日本人の健康と幸福に寄与してきたと評価される、伝統自然食品や伝統的製造法を有する国産の食品。
・日本の伝統食を再構築し、新しいカタチ、新しい食し方で国内外に普及する活動をしていくことを目的とした、日本発・日本独自のスーパーフード。