生ハチミツは蜂蜜という商品名で売られているものが熱処理しているのに対し、非加熱のままのもををさす。

「非加熱」とは全ての製品工程において低温(45度以下)で管理されているものを示す。ハチミツに限らず、熱処理をしてしまうと、ビタミン・ミネラル・酵素などは破壊され、そのためハチミツから得られる効果は全く得られなくなる。

ハチミツは種類や温度等により結晶化するが、60度程で湯煎することで液体に戻す場合ことができるが、ハチミツ本体の温度が45度を超えないようにすればビタミンなどは含有を保つことができる。

豆知識

クレオパトラが美しさを磨くのにお風呂にハチミツを入れていたという話は大変有名です。

約5千年の歴史を持ついう伝統医療でのアーユルヴェーダには、薬としてハチミツの効能や処方についての詳しい記載があります。

はちみつが持つ栄養素と効能

はちみつが持つ栄養素で注目したいのは有機酸・酵素類・ビタミンB群の3種類です。

有機酸

クエン酸、グルコン酸を含み、中でもグルコン酸は 70%はと呼ばれる酸で、ビフィズス菌を増やす作用があり、酵素やビタミン・ミネラルなど栄養成分に富んでいます。

酵素類

生ハチミツには、乳白色と半透明の2層に分かれているものをよく見かけると思いますが、この乳白色部分が酵素です。

体の中でアミラーゼなどの酵素と栄養素がタッグを組んで、消化吸収を良くしたり、代謝を促したりと有効に働きます。酵素は36°で分解が始まるので温度管理には注意が必要です。

ビタミンB群

美肌に良いとされるビタミンB1、B2、その他B6、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、コリンなどを含みます。その90%以上が良質なビタミンのため、少量でも体内で働いてくれる優れたビタミンです。

その他

ミノ酸全20種類、カルシウム、鉄、銅、マンガン、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類やポリフェノールなど様々な栄養素を含んでいます。

摂取方法

非調理のまま

ドリンク・ドレッシングとして

まとめ

◉栄養素

ミネラル:ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄など

ビタミン:ビタミンB1、B2、C、ナイアシンなど

アミノ酸:バリン、ロイシン、イソロイシン、アルギニンなど

ポリフェノール:ρ-クマル酸、フェルラ酸、カフェ酸、クリシンなど

有機酸 グルコン酸

◉効能

殺菌力

抗菌力

抗炎症作用

乾燥対策