歴史ある文書などにも記されているようで、古来より薬や、美容、健康のために利用され、古代ローマやギリシャ〜エジプト文明の頃から、お茶等古くから愛され続けてきた。
モリンガとは
原産北インド地方。一部、アフリカや東南アジアにも生息。
ワサビノキ科亜熱帯性、ワサビノキ科の植物。北インドなど亜熱帯の国々では紀元前2500年。種・葉・花・幹・枝・根すべての部分の利用価値が高いと言われ、豊富な栄養素が注目されている。
モリンガは、一般の植物に比べて20倍以上の大量の二酸化炭素が必要で、温暖化対策に非常に有効とされている。また、種子の脱脂物は濁った水に加えると、不純物が下に沈み極めて透明度の高い澄んだ水が出来上がり、微生物や土砂などもフロック(固めて)沈降するため濾過すれば飲用が可能となるため、モリンガは非常に優れた浄化システムにもなる。湖などで問題になっているアオコもロックを形成して浮き上がり除去が簡単になると言われている。
豆知識
モリンガの葉には、90種類以上の栄養素が含まれ、栄養素の種類の数だけではなく、内容量も豊富なことが特徴。そんな特徴から「300の病気を予防する薬箱の木」、さらには地球上の食べられる植物の中で「最も高い栄養成分を含む植物」「ミラクルツリー(奇跡の木)」と呼ばれ、とてもバランスのとれた栄養素を含んでいる。伝統医学のアーユルヴェーダでは5000年も前から生薬として使用されていた。
あの世界3大美女クレオパトラもモリンガのオイルを肌に塗り、モリンガのお茶を飲み美しさを維持していたと言われている。
モリンガが持つ栄養素と効能
モリンガが持つ栄養素で注目したいのはビタミン・ミネラル・アミノ酸の3種類です。
ビタミン
B1・B2・C・E
βカロテンが体内でビタミンAに変わり、目や皮膚の粘膜を守る働きをする。
ビタミンB1・ビタミンB2は、酵素の働きを助け、脂質の代謝に必要。
ビタミンCは酸化防止作用、ビタミンEには毛細血管を広げ、血流の改善を助ける働きがある。ちなみに、ビタミンA(レチノール活性当量)の含有量はニンジンの約3倍、他のビタミン類も豊富。
ミネラル
ミネラルは、地球上に約100種類存在する無機質元素で、主に地中から転換される。そのため、ミネラル含有量は、深く根を張るモリンガは植物の中でも優位。また、人間の体内では生成出来ないため、外部から摂取する必要があり、大変重要な微量栄養素として、体の機能維持や調節に不可欠。
現代の効率化農法の弊害である野菜・穀物の栄養素減少や今の食生活では、十分なミネラル・ビタミンは摂取できないと言われているため、今後、モリンガの役目と期待度はさらに大きくなると予想されている。
アミノ酸
疲労回復・スタミナアップに役立つと言われる「アミノ酸」は発芽玄米の含有量の約8倍。
更にモリンガは人間の体内では生成できない・筋肉生成に必須の栄養素である必須アミノ酸9種類を全て含んでいる。
モリンガは他にも、ギャバは発芽玄米の約20倍の量、ポリフェノールは赤ワインの約8倍の量、鉄分の含有量はプルーンの約90倍など、含有量が多い栄養素は多い。
まとめ
◉栄養素
カルシウム
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンC
ビタミンE
マグネシウム
鉄
食物繊維
亜鉛
GABA
ポリフェノール
ナイアシン
◉効能
免疫システムの強化作用
抗酸化作用
抗アレルギー作用
神経安定作用
血圧調整
ホルモンのコントロール
血糖コントロール
コレステロール低下
視力向上
抗うつ
免疫向上
消化の補助
解毒作用
食欲抑制
認知機能の向上
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